雑草

先日、シアターねこにてリーディング公演を観た。
このしたposition!!による、安倍公房「人間そっくり」

とても刺激的で、印象深い作品で。
シンプルな動きの全てが、観客の想像力を増幅させる力を持っていて
リーディングのわりに長時間だけれど、観客を引きつける力強さを持っている。
役者も演出も。

ああ、この作品はリーディングだからこそこれだけの魅力を表現できたんだなあ
と、リーディングとして作られた意味を感じられる作品。
今まで私の中で、リーディングがこんなにも魅力的に思えたことがなかった。
というか何となく先入観で、リーディングがあまり面白いものだと思ってなかったため、
ほとんど観たことがなかったというのもある。

ところで先週、我が家のトイレに雑草を生けた。
近所を散歩していたら、黄色い小さな花が咲いてたから、
トイレに花がなかったし、雑草だけど花咲いてるし、とりあえずこれでも生けておくか、と。
翌朝即座に枯れていた。
え?もう枯れたんだ、と多少驚きはしたものの、
花といっても雑草だから長く咲きはしない、という自分の考えに相違なかったので、
気にすることなく、しかしズボラな私はすぐに片付けることもなく、数日放置していた。
本当にもうただの雑草を生けている私。

ある日新たな蕾が現れた。
そしてそこからジワリと黄色い花が咲いた。
これには驚いた。
実は我が家のトイレに生けた花についていた蕾が咲いたことは、いまだ無かったから。
固く閉じたつぼみは咲かないまま枯れてしまう。
ましてや雑草の花は、私の中で花というよりも、草にオマケでついているような存在だったので、
枯れることはあっても新たな花が咲くとは考えたこともなかったからだ。
雑草の生命力を考えればありうる話だったのだが。

先入観の何とつまらないことか。
nao.
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プロフィール

ぷらりぃん

Author:ぷらりぃん
unitぷらりぃん

○渡部奈緒・杉浦みゆきの演劇ユニット

劇団無限蒸気社を経て同じ世界観をもった二人が台詞だけにとらわれない身体的要素を取り入れた作品つくりを目指しています。

渡部奈緒プロフィール
2009年 盲目の触角
(戯曲講座リーディング作品)
2010年 青に奏でよオワリの調べ
(TNE戯曲講座選抜作品)
2011年 無音にとけだすエピフラム
(C.T.T.in松山vol.1)
2011年 バス停遊牧民
(市民演劇第六章上演作品)

unit.ぷらりぃん公演
2013年「ハコ家ゾク」
作・演出 渡部奈緒
2014年劇王「オルガンビト」
作・演出 渡部奈緒
2014年劇団花火・unit.ぷらりぃん
ジョイント公演
「メランコリーとの戯れ」
作:渡部奈緒
演出:
劇団花火「湯川潤」
unit.ぷらりぃん「渡部奈緒」

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